聖書： 使徒言行録10:1-33
それは人の思いをはるかに超えた、神さまからの幻（啓示）によって始まりました。
コルネリウスは異邦人でありながら聖書の神を信じるローマの百人隊長。祈りの中で幻を見、ペトロを招くよう告げられます。理由は不明、ユダヤ人が異邦人の招きに応じるはずがないと思ったでしょう、しかしその通り行動しました。
同じ頃、ペトロも祈りの中で幻を見ます。その幻は「神が清めた物を、清くないなどと言ってはならない」と３度にわたり告げました。
これは異邦人コルネリウスが主イエス・キリストを信じる回心の出来事です。しかし同時に使徒ペトロの回心の出来事でもあります。
救いはユダヤ人だけのもの。その「常識」はキリストの十字架と復活によって破られたのです。ペトロがまず変えられました。
私たちもこれまでの常識にとらわれていないでしょうか。変えてはいけない福音の本質と、変えていいこと、変えるべきことを見極める知恵を求めます。「神が清めた物を、清くないなどと言ってはならない」のですから。
