聖書：ルカによる福音書１７：２２－３７
神の国…「国」と呼ばれますがそれは場所や領土ではなく、神の支配を意味します。それはいつくるのか？イエス様はご自身を信じようとしないファリサイ派には、神の国はすでにイエス・キリストの到来によって実現していることを宣言しました。しかし弟子たちには、すでに到来しているが未だ完成はしていないことを告げます。そしてその現実を認識し、その上でどう生きるべきかを教えます。
１．惑わされるな…昔も今も私が再臨のキリストだと名乗る偽物が次々と現れます。しかし出て行ってはいけません。イエス様の教え、聖書に留まるのです。カルトを見分ける点検方法は、閉鎖性、排他性、情報操作がないか（「信徒の友」３月号参照）。また、そこは安心・安全か。自由があるか。互いに成長しているかも指針となります。
２．十字架を見つめる…神の国が完成するキリストの再臨がいつかはわかりません。すると、どこにピントを合わせて生きていいかわからなくなる恐れがあります。だから、十字架を見つめます。神の国の完成のためには、イエス様が「まず多くの苦しみを受け、今の時代から排斥されなければならない」(２５節)のです。十字架こそ神の国の確証です。
３．備える…すでに十字架と復活により完成された救いを信じ従うこと。それこそが備えです。すでに信仰与えられている者は、目を覚まして祈り続けること。それが「すでに」と「未だ」の中間の時代を生きる生き方です。
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